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創建舎
スタッフブログ ひめくり創建舎 souken000.exblog.jp
2009年 03月 06日

長期優良住宅(その1)  

 
現在、住宅業界は住宅の長寿命化が推し進められております。
”200年住宅”なんて言われているものです。

豊かさが実感できないとか、
少子高齢化の進展による福祉負担の増大、
地球環境問題・廃棄物問題の深刻化、といったことから、
今までの「つくっては壊す」というフロー消費型の社会から、
  ↓  ↓  ↓  ↓
「いいものをつくって、きちんと手入れをして、長く大切に使う」という
ストック型社会への転換が必要だとされています。

そうすることによって、
長期にわたる安全な暮らしの実現、
「ゆとり」ある国民生活の実現、
(住宅の資産価値を長期にわたり維持・評価)
環境負荷の低減、
につながり、社会的資産として住宅となってきます。

ここで、住宅の長寿命化についてふれてみたいと思います。

住宅の長寿命化は、住宅の構造・設備が「長期使用構造」であることを
目指しています。

それには、7つのポイントが考えられます。

1.構造躯体の耐久性
  数世代にわたり住宅の構造躯体が使用できること。
2.住宅の耐震性
  大規模な地震の後、構造躯体の必要な補修をすることによって使用を
  継続できること。
3.内装設備の維持管理の容易性
  躯体に比べて耐用年数が短い内装・設備について、維持管理(清掃・点検・
  補修・更新)を容易に行うために必要な措置を講じられていること。
4.変化に対応できる空間の確保
  居住者のライフスタイルの変化等に応じて、間取りの変更やバリアフリー化
  が可能な措置が講じられていること。
5.長期に利用される躯体において対応しておくべき性能
  ①必要な断熱性能等の省エネルギー性能が確保されていること。
  ②将来のバリアフリー改修に対応できるように共用廊下等に必要なスペース
   が確保されていること。
6.計画的な維持管理
  建築時から将来を見据えて定期的な点検・補修等に関する計画が策定され、
  点検などの履歴が蓄積されていること。
7.住環境への配慮
  住環境に関する地方公共団体が行う各種の規制・誘導措置に沿って良好な
  住環境が確保されていること。


創建舎も、この住宅の長寿命化に対応すべく、仕様の見直しや、施工方法、
また、お引渡し後のメンテナンス方法、アフターメンテナンスの体制の整備等
チェックしていっています。
また、その活動のひとつとして、2008年度第2回超長期住宅先導的モデル事業に
採択されました「東京/森の木の家プロジェクト」のお宅を手掛けております。
この現場の経過も、今後、お伝えしていきたいと思います。

そして、この長期優良住宅は、税制優遇や住宅ローン減税などにも
関連してきます。

これにつきましては、また、後日、記載していこうと思います。

本日のところは以上。

(長畑)
by soukensya-blog | 2009-03-06 22:36 | 長畑


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